サイコロキャラメルとは?
「サイコロキャラメル」は、1927年10月に明治製菓(現 明治)が製造販売を始めたキャラメルです。
サイコロの模様の箱に大きなキャラメルが2粒、赤と白いサイコロが交互に入った5個入りで販売されていました。
幼いころは、あの大きなキャラメルを口いっぱいに頬張って食べるのが大好きでした。
人気の「サイコロキャラメル」でしたが、少子化や嗜好の変化により売上は徐々に減少していきます。そして発売から90年目の2016年3月に、惜しまれつつも生産を終了することになりました。
サイコロキャラメルが北海道限定になって新登場
「サイコロキャラメル」は2016年3月の生産終了しましたが、その後、北海道限定商品「北海道サイコロキャラメル」として復活しています。
復活までの期間は、わずか3ヶ月!
ものすごく早い復活ですよね。
「北海道サイコロキャラメル」の製造・販売を復活させたのは、北海道函館市の「道南食品」
実は、明治の子会社で、昭和10年から「明治 サイコロキャラメル」を製造していた企業なんです。
昔から親しまれた「サイコロキャラメル」を絶やしたくないという思いから、道南食品は「サイコロキャラメル」製造と販売のライセンスを取得しました。
そして、
「北海道を、ふりだしに。」
のキャッチコピーで、2016年6月に北海道限定土産菓子
「北海道サイコロキャラメル」
として、リニューアル販売を開始しました。
「北海道を振り出し(出発点)に全国に、広げていきたい」
という思いが込められているのだそうです。
復活に伴い、練乳やてんさい糖など、原料の一部を北海道産に変更し、ミルク感を若干アップさせましたが、それ以外は昔の味と変わらないよう調整をしたそうです。
いつもの美味しさはそのままなんですよ。
実際に食べてみると、いつもと変わらず美味しい♡
懐かしい気分になりました。
サイコロキャラメルは「水曜どうでしょう」で大人気!
「サイコロキャラメル」と聞いて思い出すのは、北海道ローカル番組で大ブレイクした「水曜どうでしょう」ですね。
出演は、北海道の大スターこと大泉洋さん(洋ちゃん)と鈴井貴之さん(ミスター)
そしてロケに同行する、藤村Dと嬉野Dの4人が、過酷な旅をする番組です。
「水曜どうでしょう」の記念すべき第1回放送が、後に大人気企画となった「サイコロの旅」でした。
「サイコロの旅」とは、
6つの選択肢が書かれたボードに、その時点・場所で乗車可能な交通機関と行き先をリストアップし、何処に行くのかは、運命のサイコロを振って決める、というチャレンジ精神溢れる旅。
出発地点は安定していないが、目的地は一貫して札幌。サイコロの出た目と書かれた行き先がゴールの札幌とは逆方向であっても、必ずそこに行かなくては次のサイコロは振れない。
制限時間内に札幌に着くか、時間切れになるまで交通機関がある限り常に移動し続けなければならないシンプルにして超過酷な企画。
この企画で使われた「運命のサイコロ」が、「サイコロキャラメル」だったんです。
とにかく、出発地点がどこであれ、ミスターのラジオの生放送がある月曜日には、札幌に戻らないと行けない。
なのに、サイコロの出た目によっては、どんどん遠くに離れて行ってしまう。
企画の内容を全く知らされていない洋ちゃんの驚きや、サイコロの目に翻弄される姿、そしてボヤキが、たまらなく面白いんですよね。
小道具の「サイコロキャラメル」に振り回されることも、よくありました。
明治が「サイコロキャラメル」の終売を発表したときには、
「サイコロの旅の危機!」
と話題になり、北海道の道南食品が生産を引き継いだときには、
「サイコロの旅を救ったのは、やっぱり北海道!」
と盛り上がっていました。
2017年には、コラボ商品の「水曜どうでしょうサイコロキャラメル」が発売されましたが、限定商品だったようで、いまは販売されていません。
北海道のお土産には最高だと思うんだけどなー
また再販されるといいですね。
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