加藤浩次がスッキリで絶賛した「ぱんじゅう」は故郷小樽のなつかしいおやつ

朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系列)のMCを務める加藤浩次さん。

先日の放送で、加藤さんの故郷である小樽のソウルフード「ぱんじゅう」が紹介され、「うまい!」「これだよ!これー!」と絶賛していました。

子供のころと変わらない味を久しぶりに食べて、本当に嬉しそうだったのが印象的でした。

今回は、加藤浩次さん絶賛の小樽のソウルフード「ぱんじゅう」を紹介します。

小樽のぱんじゅうがテレビで紹介された経緯が面白い

ぱんじゅうが紹介される前日に「スッキリ」の番組の中で、お餅のアレンジレシピとして、ホットケーキミックスの中に餅と小豆を入れた「たこやき風大福」が紹介されました。それを加藤浩次さんが「ぱんじゅうに近いね」とコメントしたのがきっかけとなりました。

「ぱんじゅうに近いね」との加藤さんの言葉に、ぱんじゅうを知らない出演者からは反応が無く、水卜麻美アナウンサーが「ぱんじゅうってなんですか?」と聞いても、加藤さんからのコメントも無く、微妙な雰囲気のまま番組は終了しました。

翌日の番組オープニングで、水卜アナが「昨日番組終わった後、気になりすぎてすぐに調べました」と、「小樽の謎のグルメ ぱんじゅう」を改めて紹介。

この日の出演者もぱんじゅうを知ってる人はおらず、加藤さんは「全国的に有名なものかと思ってました。地方のお菓子なんですね、すみません」と恐縮していました。

スタジオにぱんじゅうが登場すると表情が変わり、ぱんじゅうを食べると、「うまい!」「子供のころから普通に食べていた!これだよ!これー!」と大喜び。

強面の加藤さんが満面の笑みになると、共演者の近藤春菜さんも「いい笑顔だなー」と微笑ましく加藤さんを見つめ、水卜アナも「一生忘れません、ぱんじゅう」と感慨深い表情をしていました。

このオープニングでのやり取りが話題になり、SNSで盛り上がりを見せています。



小樽のぱんじゅうとはどんなお菓子?

ぱんじゅうとはパンとまんじゅうを掛け合わせた造語で、パンのようなうすい皮であんこを包んだまんじゅうのこと。

たこ焼きのような形をした今川焼きのイメージですが、皮はカリッと薄くて、中の具材(餡・クリームなど)がぎっしりと詰まっています。お店によってオリジナルの具材もあり、バラエティに富んだメニューのお店もあります。

釣り鐘型や半球型のぱんじゅうは、縦・横ともに3~4cm程の大きさで食べやすく、1個80円~100円とリーズナブルな価格もあって、地元小樽で長く愛されています。

焼きたて熱々を食べるのが一番美味しいですが、冷めると生地がしっとりとして味わいが変化しまず。これもまた美味しいのですが、軽くレンジで温めてからトースターで焼くと、焼きたての食感が楽しめますよ。

小樽のぱんじゅうは明治時代に、国際貿易港に指定され西洋文化が栄えていた小樽に誕生しました。元々は東京の神田の菓子店が発祥のお菓子といわれ、小樽だけではなく、栃木県足利市の「岡田屋パンヂュウ」や三重県伊勢市の「七越ぱんじゅう」、長野県松本市などでも、ご当地おやつとして古くから親しまれています。



小樽のぱんじゅう屋さんをご紹介します。

桑田屋

小樽運河ターミナルの1階にお店を構える桑田屋のぱんじゅうは、使用している原材料全て北海道産というこだわり。北海道産の中力粉を使い、焼き上げた生地はカリッとしていながらも、もっちりとした食感が楽しめます。十勝産小豆を使用したこしあん・つぶあんの他にクリームやチョコレート、カマンベールチーズや生キャラメルなど、種類が豊富です。季節限定品も用意されています。

「スッキリ」の放送で加藤浩次さんが食べていたのが、桑田屋のぱんじゅうでした。生キャラメルのクリームを食べて「うまい!新しい!」と絶賛していましたね。そして「これだよー!これー!」と叫んでいたのは、定番のこしあんでした。

店舗は小樽本店と札幌駅直結の商業施設JRタワー内の札幌エスタ店、白石区東札幌の商業施設ラソラの白石店の計3店舗。札幌でも親しまれています。札幌エスタ店では、北海道日本ハムファイターズにホームゲーム時限定で、栗山監督に因み、背番号「80」の焼き印を押した栗あんを販売して、ファイターズファンに人気の一品です。

また通信販売も行っていて、桑田屋のホームページから商品を注文することができます。

西川のぱんじゅう

小樽で最も歴史のあるぱんじゅう屋さん。小樽駅から徒歩2分程、都通りのアーケード街にあるお店で、職人気質のご主人が50年以上ぱんじゅうを焼いています。レトロな店先にある蝶ネクタイをした笑顔のおじいさんの看板が目を引きます。(先代の写真だそうです。お店のご主人は二代目)

メニューはつぶあんのみですが、1種類だからこそのこだわりを感じる美味しさです。焼きたてのカリカリの皮に包まれたつぶあんは絶品です。

正福屋

昭和20年より小樽伝統の「田中のぱんじゅう」の味を受け継ぎ、小樽市民から愛され続けているお店です。薄くてパリパリ食感の生地に最高級の十勝産あんこを使用。定番商品のこしあん・つぶあん・クリーム・ごまくるみの4種類と限定商品2種類を用意しています。

ぱんじゅう処 あんあん

桜町のスーパー駐車場の奥にプレハブ小屋で販売している小さなぱんじゅう屋さん。蜂蜜入りのしっとりとした生地で程よい甘さのつぶあんを包んだ、優しい味わいのぱんじゅうです。

まとめ

小樽のぱんじゅうは、古くから愛されてきた小樽のソウルフードです。コロナ禍で小樽観光も難しい状況ですが、収束した折りにはぜひ小樽で焼きたてのぱんじゅうを食べていただきたいです。それぞれのお店のこだわりを食べ比べてみるのもオススメですよ。



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