カツゲンは北海道限定の乳酸菌飲料!通販で買える?

お酒・飲料

北海道で古くから親しまれている雪印メグミルクの乳酸菌飲料「カツゲン」

道民のほとんどが一度は飲んだことがあるソウルドリンクです。

特にお子さんのいるご家庭は、” 冷蔵庫を開けると牛乳と一緒に「カツゲン」が並んでいる ”ということが多いのではないでしょうか。

販売から65年を迎える「カツゲン」は、商品をリニューアルし名称が「ソフトカツゲン」と変わりましたが、昔と同じように道民から愛され続けています。

そしてこの「ソフトカツゲン」は、受験シーズンには欠かせない応援団として強い味方になっています。

今回は道民のソウルドリンク「ソフトカツゲン」をご紹介します。

カツゲンからソフトカツゲンへの歴史

「ソフトカツゲン」は、昭和初期に雪印メグミルクの前身である北海道製酪販売組合連合会が、当時中国に駐屯していた陸軍から、飲料水の代わりとして栄養のある飲み物を要求されたのが始まりです。その飲料は北海道産の牛乳を使用した乳酸飲料「活素(かつもと)」といい、「活」は「勝つ」、「素」は「牛乳の素」という意味が付けられた商品でした。

その後、1956年(昭和31年)” 活力の給源 ”という意味で「活源(かつげん)」に名称を変更し、販売を始めました。そして北海道内の一般消費者向けに販売が始まり、翌年「カツゲン」とカタカナ表記に変更されました。当時の「カツゲン」は良質な牛乳に、ブルガリア菌とアシドフィラス菌を培養させたものと糖類などを加えて加工、それを瓶づめにして牛乳の配達と一緒に各家庭に届けられていました。
時代背景が変わり、牛乳が各家庭への配達よりもスーパーで購入するのことが一般的となり、容器も瓶から紙パックへと移り変わってきたことをきっかけに、容器も中身もリニューアル。
濃厚な味わいをさっぱりとソフトに、甘みと酸味を抑えたっぷりと飲めるように味を一新しました。容器を瓶から紙パックに変更し、1979年に名称を「ソフトカツゲン」として発売しました。
一時期は道外でも販売していたようですがあまり浸透せず、北海道限定商品として定着しています。その結果、北海道でしか買えないことが話題となり、注目されているのかもしれませんね。リニューアルされ、商品名が「ソフトカツゲン」になりましたが、道民は「ソフトカツゲン」なってもソフトを省いて「カツゲン」と呼んでいます。



カツゲンはどんな味?種類は?

昔の「カツゲン」は、濃厚で酸味が強い乳酸菌飲料で、80mlの小瓶に入っていました。

1979年にリニューアルされた「ソフトカツゲン」は、がぶ飲みできるような甘さ控えめのさっぱりとした味わいです。「カツゲン」と同じ生きた乳酸菌が入っているので程よい酸味がありますが、後味はスッキリとしています。お風呂上りに腰に手を当ててグビグビいけそうな喉ごしなんですよ。

「ソフトカツゲン」を飲んだことがない道外の人には、「ヤクルト」や「マミー」、「ビックル」などと比較して味を説明するとわかりやすいのかもしれませんね。

・原材料表示

糖類(砂糖・異性化液糖、水飴、ぶどう糖)、乳製品/安定剤(CMC)、酸味料、香料、カラメル色素、(一部に乳成分を含む) 無脂乳固形分:1.0%

・栄養成分表示 200ml(約コップ1杯)当たり

エネルギー 107kcal たんぱく質 1.1g 脂質 0.0g 炭水化物 25.8g 糖質 25.4g 食物繊維 0.4g亜鉛 0~0.21mg カルシウム 34mg

[雪印メグミルク(株)調べ]

紙パックのサイズは180ml、300ml、500ml、1000mlの4種類があります。

カツゲンは通常品の他、季節やイベントに合わせて限定商品を販売しています。

いままでの限定品で知っている限りですが、このような商品がありました。

・ハスカップ

・青りんご

・ライチ

・レモン

・もも

・いちご

・ぶどう

・みかん

北海道のバーチャルアイドル 初音ミクとのコラボ商品も販売していたこともありますよ。

・雪ミク 味わい濃いめ練乳いちご風味

カツゲンはキャンディやカクテルなどアレンジが盛りだくさん

「ソフトカツゲン」はソフトキャンディやゼリーなどのアレンジ商品を期間限定で発売することがあるのですが、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうぐらい人気があります。

また道内の居酒屋では、カツゲンを使ったサワーやカクテルのメニューがあります。甘くておいしいので、女性や観光客に人気なんですよ。

ついつい飲み過ぎちゃう美味しさなので、ご注意くださいね。




カツゲンは受験生を応援する強い味方

「カツゲン」は、ゲン担(カツ)ぎとして、受験生に人気があります。

なんといっても、「カツゲン=勝つ源(かつみなもと)」です!

キットカット(きっと勝つ)を食べながら、カツゲンを飲んでる受験生も多いかもしれません。

” 勝つ源でゲンを担ぐ!” ご利益ありそうですね。

カツゲンは、受験生が試験の前に縁起を担いで飲んでいることを受け、2005年より受験シーズン(12月中旬~翌年3月上旬)に合わせて受験生応援パッケージでの販売を行っています。

「ソフトカツゲン」の製造工場である札幌工場に隣接した、「酪農と乳の歴史館」PR ルームには「勝源神社」が設置され、「カツゲンの瓶」が祀られています。受験シーズンには毎年祈願祭を開催しているんですよ。

合格祈願や必勝祈願のために参拝する人も多い話題の神社です。(前日までに予約が必要)

注:現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間は来館及び見学を中止しています。

「ソフトカツゲン」の受験シーズンパッケージは2種類で、勝源神社の鳥居に絵馬または必勝だるまがデザインされています。また、1000mlのパッケージの側面には、勝源神社「勝源祈願」のお守りがデザインされています。受験生への想いがこめられていますね。

「ソフトカツゲン」には乳酸菌が入っているので、体調管理にも一役買ってくれる強い味方です。



ソフトカツゲンは通販で買える?購入方法は?

「ソフトカツゲン」は北海道のスーパーやコンビニなど、とこでも購入することができます。

やはり北海道限定商品なので、道外での購入は難しいようですが、東京の有楽町にある「北海道どさんこプラザ」など、北海道のアンテナショップでは販売していることもあるようです。

また楽天市場やYahho!ショッピングで通信販売をしていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

北海道民に飲み継がれているロングセラー乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」はまさしく北海道のソウルドリンクです。道外に住んでいる娘も、スーパーで「ソフトカツゲン」の青いパッケージを見ると、地元北海道に帰ってきたと実感するそうです。

道内どこでも気軽に購入できる、北海道のソウルドリンク「ソフトカツゲン」

北海道の来られた際は、ぜひ一度味わっていただきたい一品です。




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